大麦若葉

青汁の原材料としてよく使用されている大麦若葉。名前は聞いたことがあっても、どのような特徴や効果、副作用があるかご存知ですか?

ここでは大麦若葉とは何なのか、効果や副作用についてお話します。

大麦若葉とは

大麦若葉はその名の通り、大麦の若葉です。

大麦は中央アジア原産のイネ科の穀物で、主に麦茶やビール、醤油や味噌などの発酵食品の原料として使用されています。

その大麦が稲穂をつける前の若い葉のことを大麦若葉と呼び、大麦若葉には様々な健康促進効果があるとして青汁やサプリメントなどの健康食品に使用されています。

大麦若葉の効果

大麦若葉は主に次のような効果が期待できます。

  • 生活習慣病の予防
  • 骨や歯を丈夫にする
  • 冷え性改善
  • ストレス軽減
  • 貧血予防
  • 代謝を高める
  • 免疫力を高める
  • 眼精疲労予防
  • 疲労回復
  • 肌荒れ予防
  • 便秘改善

大麦若葉に関する研究データ

大麦若葉エキスから単離されたサポナリンの抗酸化活性能力は、BHTやビタミンEに匹敵し、その効果はβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンEより大きいことを示した。(大麦若葉から単離したフラボノイドの抗酸化活性)

ストレス負荷前に大麦若葉エキスを経口投与したマウスは、ストレスによる自発運動量の減少が改善するなど、大麦若葉エキスはストレス影響を低減することを示し、生活の質(QOL)を良い状態で維持するのに効果がある可能性が示唆された。(大麦若葉エキスの抗ストレス作用に関する行動薬理学的研究

大麦若葉エキスの主要なフラボノイド(サポナリン、ルトナリン)とそれらのアグリコン(アピゲニン、ルテオリン)は、マウス脂肪前駆細胞株の脂肪細胞への分化及び中性脂肪蓄積を抑制した。(大麦若葉のフラボノイドによる脂肪細胞の脂肪滴蓄積抑制作用

大麦若葉の副作用

大麦若葉には基本的に副作用の心配はありませんが、過剰摂取やアレルギーなどにより副作用が起こる可能性があります。

過剰摂取による副作用

大麦若葉に含まれる食物繊維を過剰摂取すると下痢や便秘を引き起こす可能性があるため、飲み過ぎには注意が必要です。

1日の摂取目安量はメーカーにより様々ですが、飲料タイプは1日1~3杯程度、サプリメントタイプは1日1~3粒程度が一般的です。詳しくは商品ごとの1日の摂取目安量を確認するようにしましょう。

アレルギーによる副作用

また、小麦粉アレルギーをお持ちの方は大麦若葉によるアレルギー症状を引き起こす可能性があるので注意が必要です。

小麦粉アレルギーは小麦粉を水でこねたときに生成される”グルテン”という物質に反応して起きる症状のため、大麦若葉の青汁の場合は特に気にせずに飲むことができますが、まったく心配しなくて良いということはなく、アレルギー症状を引き起こす可能性は十分に考えられるため注意はしておきましょう。

妊娠中のカフェイン過剰摂取による副作用

大麦若葉の青汁には紅茶や緑茶、烏龍茶などと同じくらいのカフェインが含まれています。その量はメーカーにより様々ですが、100mlあたりだいたい30mg前後です。

妊娠中の方でも基本的に心配はいりませんが、妊娠中の方がカフェインを過剰摂取してしまうと早産や流産、死産のリスクが高まると言われているため注意が必要です。

妊娠中の方に対するカフェインの摂取目安量の規定は定められていませんが、食品安全委員会によると、カフェインの摂取量上限は1日200mg~300mgとされています。

妊娠中の栄養補給のために飲まれる方もいらっしゃると思いますが、過剰摂取には十分注意しましょう。または、過剰摂取に注意するのは同じですが、ノンカフェインの青汁を選択するのも良いでしょう。