スーパーフードのクロレラが青汁の原材料としても大活躍!その健康効果とは?

クロレラという青汁に使われている原材料を聞いたことはありますか?

ケールや大麦若葉、明日葉などの野菜とは少し違うクロレラ。クロレラには青汁の原材料として使われるほどの健康効果が期待されているのです。

そんなクロレラの特徴や健康効果、研究データについて説明します。

クロレラとは

単体のクロレラ
クロレラは緑色の光合成色素を持つ緑藻類のひとつであり、植物に分類されてはいますが、ケールや大麦若葉などの野菜とは違い、植物性プランクトンの一種です。

つまりクロレラは微生物であるということですが、微生物を青汁として飲むことに抵抗があるという方は多いのではないでしょうか?

しかし、クロレラは人の身体に害を与えるというものではなく、むしろ健康に良いスーパーフードとして注目されていて、サプリメントなどの健康食品や青汁などの原材料としてもよく使用されているのです。

クロレラはとても生命力が強く、クロレラの起源はまだ人類も誕生していない約5億4000万年前のカンブリア紀に誕生したと言われていて、その間絶滅することもなく、形も変えずに今も現存しているほどです。

その生命力の強さはクロレラの組織に秘密があるのですが、クロレラは3~8μmほどの丸い形をしており、葉緑素(クロロフィル)を含む細胞が頑丈な細胞壁によって包まれているために現在まで形を変えず生きてきたのだと言われています。

また、クロレラは良質なたんぱく質やビタミン、ミネラル、アミノ酸を豊富に含んでいて、そのうちたんぱく質が約60%を占めています。

クロレラに含まれるたんぱく質は、肉や魚に含まれる動物性たんぱく質とは違い、必須アミノ酸や非必須アミノ酸をバランスよく含む植物性たんぱく質であり、身体をつくるもとになったり、健康的な生活を送るために重要な役割を果たしてくれるのです。

さらに、クロレラは光合成色素である葉緑素を豊富に含んでいて、この葉緑素により様々な健康効果が期待できます。

また最近では、クロレラ特有の成分であるC.G.F.(クロレラ・グロス・ファクター)が生体内の細胞に関与して健康を保持する働きがあるとして、近年注目され研究が進められています。

クロレラの効果・効能

クロレラには次のような健康効果が期待できます。

  • アンチエイジング
  • 血圧・コレステロール値を下げる
  • 貧血改善
  • 便秘解消
  • 免疫力の向上
  • 生活習慣病の予防

クロレラの健康効果にはとくに葉緑素が大きく関わっています。クロレラに含まれる葉緑素には強い抗酸化作用があるため、細胞の劣化を防いでアンチエイジングにつながります。

また、葉緑素やその他の栄養素により血圧やコレステロール値を低下させたり、代謝を促すことで生活習慣病の予防にもつながります。

そして、クロレラ特有の成分であるC.G.F.には赤血球の働きや血をつくる働きを活性化させる役割があるため、貧血の改善や、細胞の新陳代謝を促す働きにより肝機能の改善や疲労回復まで期待できます。

その他、クロレラはビタミンやミネラル、アミノ酸、食物繊維を豊富に含んでいるため、食物繊維の整腸作用により便秘解消につながったり、骨粗しょう症や心筋梗塞などの生活習慣病の予防効果も期待できるでしょう。

クロレラに関する研究データ

クロレラの健康効果に関する研究は以前からなされていますが、クロレラ特有の成分が発見されたことからも近年とくに注目されており、現在も研究が進められています。

肥満のマウスにクロレラ粉末を与えたところ、血清およびコレステロール値の低下が確認され、タンパク質合成の遺伝情報を写しとって伝える核酸であるmRNAの濃度を増大させ、活性化させました。

これより、クロレラにはコレステロール値の上昇を抑制する効果があり、その効果は肝機能の向上によって高まることが示されました。(Hypocholesterolemic mechanism of Chlorella: Chlorella and its indigestible fraction enhance hepatic cholesterol catabolism through up-regulation of cholesterol 7alpha-hydroxylase in rats. – NCBI

また、卵巣を摘出したラットにクロレラ粉末を与えたところ、クロレラの成長因子であるCGFにより体重が減少し、血清コレステロール、高密度リポタンパク質、コレステロール値の上昇を抑制したことが確認されました。

これより、クロレラに含まれるCGFには閉経後の女性の脂質代謝の改善やダイエットに有用であるということが示されました。(A hot water extract of Chlorella pyrenoidosa reduces body weight and serum lipids in ovariectomized rats. – NCBI

クロレラの副作用

クロレラは青汁や健康食品などの原材料として使用される健康素材であり、基本的に副作用の心配はいりません。

しかし、一部では嘔吐や下痢、湿疹などが起こるという報告があるようです。

また、クロレラ過剰摂取には注意が必要です。クロレラにはほうれん草のおよそ10倍以上のビタミンKが含まれているため、ワーファリンを服用されている場合、ワーファリンの血液の凝固を防ぐ作用を打ち消してしまう可能性があります。

心臓や血管に疾患をお持ちでワーファリンを服用している方は、クロレラの摂取を避けるようにしましょう。

クロレラのその他の栄養素であっても、過剰摂取により副作用が起こる可能性が考えられるため、クロレラを使用した青汁を飲む際は、商品ごとの1日の摂取目安量を守って飲むようにしましょう。