葉緑素が美容と健康をサポート!ハーブの女王「ヨモギ」の健康効果とは

ヨモギと聞くと真っ先に思い浮かぶものは何ですか?私はヨモギ餅を思い浮かべます。

そんなよく見聞きするヨモギですが、青汁の原材料として使われるほどの美容・健康効果を秘めているのです。

ここではヨモギの特徴や美容・健康効果、研究データについて説明していきます。

ヨモギとは

ヨモギの葉
ヨモギはキク科ヨモギ属の多年草植物で日本各地に自生し、日本では古くから傷口や腹痛、下痢などに効果があるとして民間薬として利用されたり、ヨモギ独特の香りがあることからお灸のもぐさ、汁物や天ぷら、和菓子などの料理にも使われてきました。

ちなみに、Weblio辞書には次のように書かれています。

キク科多年草。葉に香気があり薬草にもなるので尊ばれ、中国では男子の誕生に桑の弓で蓬の矢を射る風習があった。日本でも五月の節供に菖蒲と共に軒にさして邪気払いとする。西洋では女神アルテミスの聖草とし、占いや呪術にも用いる。
よもぎ – Weblio辞書

日本だけでなくヨモギは世界各地に古くから自生する植物であるため、国によって様々な神話や伝承の中にも登場していたようです。

ヨモギは日本人にとってなじみのある植物であり、「どこにでもある草のひとつ」などと雑な扱いを受けていることもありますが、実はヨモギはハーブの女王様なのです。

「ハーブの女王」とも呼ばれる通り、ヨモギはビタミンやミネラル、食物繊維などの健康成分をバランスよく含み、高い生存本能を有しているという特徴があります。

というのも、ヨモギは周りの植物の発芽を抑制する物質を分泌するため、WEタイプかMEタイプかで言えばヨモギは完全にMEタイプの女王様なのです。

そんなヨモギのすごいところは、飲んだり食べたり付けたり嗅いだり蒸したり浸かったりと様々な利用方法があるところで、利用法によって美容・健康効果が違ってきます。

ここでは、青汁の原材料としてのヨモギの美容・健康効果を紹介します。

ヨモギの効果・効能

ヨモギには次のような美容・健康効果が期待できます。

  • 抗発がん作用
  • 口臭・体臭の予防
  • コレステロール値を下げる
  • 整腸作用
  • 胃腸強化
  • 精神安定、ストレス解消
  • 安眠作用

これらの健康効果に大きくかかわっているのがヨモギに含まれる「葉緑素(クロロフィル)」です。

葉緑素には染色体異常の発症を抑制する働きがあり、がんの予防効果が期待されています。

葉緑素は紫外線に弱い性質がありますが、ヨモギには紫外線を防ぐβ-カロテンも含まれているため、葉緑素とβ-カロテンの働きにより高い抗発がん作用が期待されているのです。

また、ヨモギには葉緑素により口臭や体臭の原因となる細菌の増殖を抑える働きと、食物繊維により体内の老廃物の排泄を促すことで口臭や体臭を改善する効果が期待できます。

さらに、葉緑素には悪玉コレステロールを除去してコレステロール値を低下させることで動脈硬化の予防につながったり、葉緑素の成分のひとつである「有機ゲルマニウム」が代謝を促すことで健康的なダイエットを行うことができます。

その他、ヨモギに含まれるタンニンなどの酵素の解毒作用により、体内の有害物質を除去することで胃腸を強化したり、ビタミン類による精神安定作用やストレス解消効果、ヨモギ独特の香りのもとであるシネオールやα-ツヨンにより安眠効果も期待できます。

ヨモギに関する研究データ

ヨモギの美容・健康効果に関する研究は昔からなされていますが、より高いヨモギの美容・健康効果を求めて現在でも研究が進められています。

LPS(肝障害を誘発する物質)を投与したラットにヨモギを与えたところ、低濃度で濃度依存的に低下したことが確認されました。

これより、ヨモギには抗炎症作用および肝細胞膜保護作用があることが示されました。(ヨモギの抗酸化作用についての研究 – 関西医療大学

ヨモギ由来のフラボノイドによる人の子宮内膜がん細胞での反増殖的な影響についての調査において、ヨモギに含まれるフラボノイドによりがん細胞の成長を部分的に抑制したことが確認されました。

これより、ヨモギには抗発がん作用があることが示されました。(Jaceosidin, isolated from dietary mugwort (Artemisia princeps), induces G2/M cell cycle arrest by inactivating cdc25C-cdc2 via ATM-Chk1/2 activation. – NCBI

ヨモギの副作用

ヨモギは天然の植物であるため、基本的に副作用の心配はいりません。

しかし、ヨモギには腸を刺激するタンニンや食物繊維が含まれているため、過剰摂取には十分注意しましょう。

整腸作用があるヨモギと言えど、過剰摂取してしまうと過度に腸を刺激してしまい、お腹の調子が悪くなったり、便秘になったりといった症状が出る可能性があります。

タンニンや食物繊維だけでなく、他の美容・健康成分においても、ヨモギの過剰摂取により副作用が出る可能性があるため、ヨモギ青汁の飲みすぎはいけません。

ヨモギの1日の摂取目安量は定められていませんが、ヨモギが含まれる青汁を飲む場合は商品ごとの1日の摂取目安量を守って飲むようにしましょう。

また、花粉症や不眠症のために抗コリン作用のある薬を服用している方は注意が必要です。

これは副作用ではありませんが、ヨモギにはその抗コリン作用の効果を抑制してしまう可能性があるため、抗コリン作用のある薬を服用している場合は医師に相談するようにしましょう。