長命草は美容・健康に優れた特有成分の宝庫!

青汁といえばケールや大麦若葉、明日葉などが使われているものが有名ですが、「長命草」が使われている青汁があることをご存知ですか?

長命草と聞くと名称からして長生きできそうな雰囲気がありますが、長命草にはどんな効果があるのでしょうか?

そこで、長命草の特徴や効果、研究データについて調べてみました。

長命草とは

長命草の葉
長命草は「1株食べると1日長生きできる」として、長寿で知られる沖縄で古くから料理や民間薬として使用されてきた歴史がある沖縄原産の植物です。

長命草は明日葉と同じセリ科の植物でカワラボウフウ属の多年草であり、葉がボタンのような形をしていることから、別名「牡丹防風(ボタンボウフウ)」とも呼ばれています。

長命草の特徴は強い抗酸化作用にあり、美肌、健康、アンチエイジングといった女性に嬉しい効果に優れています。

とくに近年の研究により、長命草には血流改善効果や排尿促進作用があうことが分かっており、今後ますます注目の健康食材となるでしょう。

長命草がそれらの効果を可能にしているのは、ビタミンやミネラルを豊富に含んでいるのはもちろんのこと、強い抗酸化作用をもつ「ルチン」や「クロロゲン酸」などのポリフェノールや、排尿を促す作用がある長命草特有の成分「イソサミジン」を含んでいるためです。

さらに、長命草に含まれる「プテリキシン」が中性脂肪の合成を抑え、肥満を予防する効果があることもわかっています。

ちなみに、「長命草」は沖縄県の与那国商工会が取得している登録商標であり、与那国島で栽培されたボタンボウフウを「長命草」と呼び、例えば喜界島で栽培されたボタンボウフウは「潤命草」、それ以外のものは一般的にボタンボウフウと呼ばれているようです。

沖縄県ではおなじみの「長命草」。この長命草が沖縄の長寿の秘訣であるとも言われています。

長命草の効果・効能

長命草には次のような効果が期待できます。

  • 活性酸素の除去
  • 血流改善
  • 動脈硬化の予防・改善
  • 冷え性・むくみの予防・改善
  • 美肌効果
  • 排尿促進
  • 抗肥満作用

長命草のこれらの効果を可能にしている成分の中でも注目すべきなのが「ルチン」「クロロゲン酸」「イソサミジン」「プテリキシン」です。

長命草に含まれるルチンやクロロゲン酸は強い抗酸化作用をもつポリフェノールの一種であり、その抗酸化作用により細胞を酸化し劣化させる活性酸素を除去する働きがあるため、美肌やアンチエイジング効果が期待できます。

また、長命草の特有成分であるイソサミジンには高い血管拡張作用があるため、その作用により血行を良くし、冷え性やむくみ、動脈硬化の予防改善効果が期待できます。

さらに、イソサミジンには排尿を促す作用もあり、収縮した暴行や前立腺の筋肉を緩めることで排尿を促し、頻尿の症状を和らげる効果が期待できます。

そして、長命草に含まれるプテリキシンは脂肪細胞などの脂肪に直接働きかけ、中性脂肪の合成を抑えて肥満を抑制する作用があることが研究によりわかっています。

長命草に関する研究データ

長命草に含まれる化合物を調べたところ、ほとんどの化合物が長命草特有の化合物であり、その成分に強力な抗酸化作用があることが確認されました。

これより、長命草には特有の強い抗酸化物質が含まれていることが示されました。(Antioxidant compounds from the leaves of Peucedanum japonicum thunb. – NCBI

マウスに長命草を与えたところマウスの体重の減少を確認し、長命草の抽出液を培養細胞に混ぜて反応を調べたところ、その抗肥満作用がプテリキシンによるものだということが判明しました。

プテリキシンには脂肪細胞や肝臓細胞で中性脂肪が合成されるのを抑制し、筋肉細胞で脂肪を燃やして体脂肪を蓄えにくくする働きがあるため、これより長命草には抗肥満作用があることが示されました。(長命草(ボタンボウフウ)に含まれる抗肥満成分を発見 – 琉球大学熱帯生物圏研究センター 分子生命科学研究施設

長命草の副作用

長命草は天然の植物であるため、基本的に副作用の心配はいりません。

ただし、よもぎやセロリ、ニンジンなどセリ科の植物でアレルギー反応が出る方は、同じくセリ科の植物である長命草で口腔アレルギー症状が起こる可能性があるので、そういった方は長命草が使われている青汁の飲用は避けた方が良いでしょう。

また、長命草には食物繊維やカリウムが豊富に含まれているため、過剰摂取により便秘や高カリウム血症といった副作用が起こる可能性があります。

長命草に1日の摂取目安量は定められていませんが、長命草がつ含まれている青汁を飲む際は商品ごとの1日の摂取目安量を守って飲むようにしましょう。