甘藷若葉の新種!「すいおう」は生活習慣病の予防に効果的

青汁の原材料として使われている「すいおう」という植物があることを知らない方は多いのではないでしょうか?

すいおうは九州の方にはおなじみのあの植物(芋)の新種なのですが、その「すいおう」の栄養価の高さから、高い健康効果が期待されています。

そんな「すいおう」の特徴や健康効果、研究データについて説明します。

すいおうとは

すいおうの葉
すいおうは甘藷若葉の新種であり、甘藷とはサツマイモのことを指します。つまり、甘藷若葉はサツマイモの葉と茎のことです。

すいおうは普通の甘藷若葉と同様にサツマイモができるのですが、すいおうの主役はそのサツマイモではなく葉と茎なのです。

実は、サツマイモの葉と茎には豊富な栄養素が含まれていて、栄養価が高いことは昔から知られていたことなのですが、強いえぐ味と青臭さから、サツマイモの葉と茎が食用として利用されることはありませんでした。

そこで、栄養価の高いサツマイモの葉と茎を食用として利用できるように品種改良を行い誕生したのが「すいおう(翠王)」であるというわけです。

ちなみに、葉が大きく翠(みどり)色でその翠色が濃厚なことから翠王(すいおう)と名付けられたそうです。

そんなすいおうは、一般的な甘藷若葉とは違いえぐ味や臭みがなく、食用として味や食感も良いうえに、ビタミンやミネラル、食物繊維を豊富に含んでいます。

また、抗酸化作用を持つポリフェノールやルテインも含んでいるため、美容と健康を幅広くサポートしてくれるのです。

とはいっても、すいおうが使用されている青汁を知っている、飲んだことがあるという方は少ないのではないでしょうか?

実際、すいおうが使用されている青汁は、王道のケールや大麦若葉などの青汁と比べるとかなり数が少ないです。

というのも、すいおうが種苗登録されたのは平成16年のことであり、まだ10年ほどしか歴史がない植物なのです。

もともと栄養価が高いことで知られる甘藷若葉ですから、食べやすく品種改良されたすいおうを使用した青汁はますます増えていくのではないでしょうか?

現在すいおうの健康効果に関する研究も進められているので、すいおうを使用した青汁は注目しておいた方が良いでしょう。

すいおうの効果・効能

すいおうには次のような健康効果が期待できます。

  • 血糖値の上昇を抑える
  • 血圧の上昇を抑える
  • 肝脂肪の蓄積を抑える
  • 美肌
  • 骨粗しょう症の改善
  • アンチエイジング

すいおうは主に身体の健康維持に大きく働きかけ、血糖値や血圧の上昇、肝脂肪の蓄積を抑えたりと、生活習慣病の予防に優れています。

血糖値の上昇を抑制する働きはすいおうに含まれるポリフェノールによる働きであり、同じくポリフェノールを含み、血糖値の上昇を抑える作用がある植物として「グァバ」がありますが、すいおうはそのグァバのおよそ10倍の血糖値上昇抑制作用が確認されているのです。

また、ポリフェノールは強い抗酸化作用を持っていることからも、細胞の劣化を防ぎ肌を若々しく保つ働きがあるため、美白やアンチエイジングにも効果が期待できます。

そしてルテインも同様に美肌効果があり、細胞の酸化や紫外線から肌を守ることによってアンチエイジングにもつながります。

すいおうに関する研究データ

すいおうはまだ誕生して間もない植物ですが、甘藷若葉の栄養価の高さや健康効果が再確認され、青汁やサプリメントなどの健康食品に利用されるようになったことからも、現在すいおうの健康効果に関する研究がすすめられています。

20歳から50歳の健常者56人にすいおう粉末を米と一緒に摂取させたところ、食後30分の血糖値が有意に低下したことを確認しました。

これより、すいおうには血糖値の上昇を抑制する作用があることが確認されました。(「甘藷若葉末」に血糖値上昇抑制作用確認 – ふくおか経済

また、卵巣を摘出した雌ラットにすいおうを配合した飼料を21週間自由摂取させたところ、骨密度の減少が抑制傾向だったのに加え、内臓脂肪重量の1つである腸間膜脂肪の重量が有意に減少したことを確認しました。

これより、すいおうには骨粗しょう症を改善する作用があることが確認されました。(「すいおう」に骨粗しょう症改善作用を確認 – ふくおか経済

すいおうの副作用

すいおうは植物であり、まだ誕生してから10年ほどしか経っていないということもあり、目立った副作用や健康被害は報告されていないようです。

ただし、すいおうはサツマイモと同種の植物であるため、サツマイモなどの植物でアレルギー症状が出たことがある方は注意が必要です。

また、すいおうはビタミンやミネラル、食物繊維などの健康成分を豊富に含んでいますが、すいおうの過剰摂取により副作用が出る健康成分もあります。

すいおう自体に1日の摂取目安量は定められていませんので、すいおうを使用した青汁の商品ごとの摂取目安量を守って飲むようにしましょう。